演劇

2007/10/29

「三文オペラ」(世田谷パブリックシアター)、「たとえば野に咲く花のように」(新国立劇場)

10月は観劇以外のことで充実してしまい、お芝居は本当に少ししか見ていない。ここらへんで一応まだ書いていない芝居のことを言及しておこう。

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2007/10/15

「シアターアーツ」誌に「The Bee」劇評掲載

現在出ています、「第二次 シアターアーツ」誌に、「The Bee」についての拙稿(劇評)、「〈鏡〉のロンドン、〈紙〉の日本」がトリプルレビューの一篇として掲載されています。この号には野田さんご自身のインタビュー記事も掲載されており「The Bee」およびロンドン次回作にも言及されています。「シアターアーツ」誌の販売書店および内容については以下をご参照ください。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/aict/myweb1_038.htm

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「アルゴス坂の白い家」(新国立劇場)

ひさびさの更新はは辛口です 。10月1日(火)午後2時の回、観劇。

新国立劇場の演劇芸術監督が栗山民也から鵜山仁に変わってはじめてのシーズンのスタート。ギリシャ悲劇を現代日本に翻案する「三つの悲劇」シリーズの第一弾。脚本は川村毅。演出は鵜山仁自身が担当である。

しかし。
雲行きの怪しい船出としかいいようがない。

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2007/09/21

「シェイクスピアソナタ」(パルコ劇場)

9月20日夜観劇。

岩松了の戯曲は正直、わかりにくい。でもどこか魅力的なのだ。その構造を解明するのは難しいだろう。チェーホフ的なとらえどころのなさ、わざとらしさすら感じる詩的なセリフ、ギャグのセリフが唐突に混じり合う。そして、ある登場人物のセリフの表現が、別の場面の別の登場人物のセリフに混じり、お互いが共鳴する。

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2007/09/13

「ドラクル」(シアターコクーン)

9月12日夜に観劇。3時間10分(休憩20分)。長い。

「ドラクル」ってドラキュラのことなんだな。ジャンヌダルクに従い、ジャンヌの死後に殺人鬼となってしまったジルドレイ?という男の話(歴史的事実?)が素材になっているらしい。長塚圭史の作・演出で初めてのコクーン進出。「ゴシック・ホラー」だそうだ。

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2007/08/31

「ロマンス」(世田谷パブリックシアター)

こまつ座+シスカンパニーの共同制作。井上ひさし脚本、栗山民也演出。大竹しのぶ、松たか子、段田安則、生瀬勝久、木場克己、井上良雄。内容はチェーホフの人生。約3時間。

チェーホフは幼い頃から「ヴォードヴィル」(笑劇)にあこがれていて、大きな影響を受け、最後まで「ヴォードヴィル」的な作品にこだわっていた。という視点から、作品自体も笑劇の積み重ねの構成になっている(まあ井上さんのはだいたいそうなのだが)。

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2007/08/25

「エレンディラ」再観劇

8月24日夜。うーん、やはりきちんとS席でもう一度見てよかった。なんという見晴らしの良さ。5000円の差は大きい。

非常に奥行きをとった演出は、南米コロンビアの砂漠の広大さをイメージしてのことだろう。「見世物祝祭劇」というとなんだか寺山修司みたいだけれど、そういう雰囲気よりも、坂手脚本はすごくセンチメンタルな悲恋劇にしたてている。これは原作のテイストとはちょっとちがうのだな。一幕、二幕はマルケスの原作を元に、冒頭と三幕目は別の原作と絡めて坂手が新しい枠を付け加えた、という構成。

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2007/08/22

「エレンディラ」(さいたま芸術劇場)を観る

8月21日、昼観劇。上演時間は、15分と10分の二回の休憩を入れて、3時間55分くらい。4時間は少し切るけれど、本当に長い。おまけに今日のA席は、2階の横の席。コクーンで言うとコクーンシートみたいな席で、ふつうに座っていると半分は見切れてしまう。2階の正面席や中2階などはがらがら。S席指定になっているらしい。

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2007/08/15

佐渡で思ったこと

佐渡には、非常勤先の大学でお近づきになったお能のT先生が、佐渡の別々の能楽堂で三夜連続公演を行われるということで、そのうち、創作能が上演される二夜に伺うために、訪問したのである。

さて、不勉強にして知らなかったのであるが、佐渡は「芸能とトキの里」というキャッチフレーズが両津港のでっかい宣伝塔?に能面と一緒に書かれているごとく、能楽が非常に盛んな土地柄なのだった。

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2007/07/27

「The Bee ロンドンバージョン」(シアタートラム)

さて、7月17日火曜と18日水曜、そしてまた25日水曜、とThe Beeのロンドンバージョンを観劇した。

懐かしき1年前のロンドン初演はプレビュー期間のみだったので、あらたに思い出すところ、気づくところが多い(基本的にはまったく同じ演出の踏襲)。

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2007/07/20

「The Last Laugh」(パルコ劇場)

7月19日木曜日は三谷幸喜の「笑の大学」の英語アダプテーション、「The Last Laugh」をパルコ劇場で。ラブアクチュアリーやハリーポッターなどの映画にも出演している有名な役者さんが出て、うまくこなしているし、アダプテーションもうまく作っていると思う。

客入りは正直悪い。英語と言うだけで三谷作品でさえ敬遠する日本人の根性はなんなんだ。しかも字幕付きだよ? 日本の英語教育は英語に対する苦手意識しか育てなかったのかな。The Beeロンドン版のチケットの売れ行きがよくなかったことも含めて、本当に恥ずかしい限りというか、いわゆる演劇ファンと言われる人たちに対しての怒りに近いものさえ感じる。

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2007/07/15

「国盗人」「やや黄色い熱をおびた旅人」

仕事上では次々と問題が起こり、もちろん自分も巻き込まれてはいるのだが、内心とてもシニカルに状況を捉えている。 そんななか気分転換になるのはやはり観劇だ。7月に入ってひさしぶりの観劇はまたも水曜の昼夜ハシゴ観劇となった。

7月11日、マチネ。世田谷パブリックシアターにて、野村萬斎演出、出演の「国盗人」を観る。シェイクスピアのリチャード三世を、狂言風な演出で翻案したもの。出演は他に白石加代子、今井朋彦など。二階席一列目より。

休憩20分を含めて3時間の長丁場。「間違いの喜劇」を翻案した「間違いの狂言」や中島敦の小説をもとにした「山月記」は狂言役者で出演を固めたが、今回はそうでもなくやや現代劇よりとも思える。

それにしても舞台装置からはじめて、演技や演出の隅から隅まで、考え抜かれた創意工夫の数々に、萬斎の追求心というか執着心さえ感じた。こきみよいほど作り込まれたこだわりを感じうれしくなる。

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2007/07/01

「The Bee 日本バージョン」(シアタートラム)

6月23日、27日、28日に観劇。昨年ロンドンで初演を観ているので、どうしても今回の日本バージョンは比較の目でみてしまっていた。ポイントになる演出はロンドン版を引き継いでいる。子どもと犯人オゴロの一役や、鉛筆を指に見立てるところなど。

一枚の大きな紙で舞台装置とするところや、ハイテクな映像が使用されるところは日本版のオリジナル。映像は、ちょっとうるさい感じがした。紙はうまく使われていて、特にドアをぶち破って入るシーンや、トイレの窓を開けるシーンでのナイフで紙を切る音で、それに気づくシーンなどは秀逸な作りだと感心した。

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2007/06/03

机上風景「幻戯」

もう一週間以上、経ってしまった。5月26日(土)マチネ公演を観劇。新宿タイニイアリス。ひさしぶりのアリスで場所がわからなくなり、迷ってしまう。遅めに着いたため、最前列の桟敷席に。激しいキスシーンもあり、ちょっと気恥ずかしく、そしてかなり腰が痛く、2時間近い上演時間をすごした。ここを観るのは二回目で、前回は古川さんという方の作・演出の作品「乾かせないもの」。今回は高木さんの作・演出だ。

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2007/05/30

「下周村」と「鐵輪」を観る。

日付が前後するが、記録として。19日(土)。この日は非常勤の大学の1限のみ授業。

午後から新国立劇場で、平田オリザと中国の李六乙の合作劇「下周村」を観る。脚本が8割平田・演出は8割李だという。出演者も日中同数。中国の地方の村。観光客に偽物を売り続けて生計を立ててきた村で新たな遺跡が発見される。歴史を覆すかもしれない遺跡だが、発掘はお偉方の意向が決まらずに進まず、工場を進出させようとしていた日本企業も偵察にやってくる。その他考古学の学者や土地の人間、日本からの留学生など。

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2007/05/29

BS2で状況劇場と夢の遊眠社放映予定

自分への覚書です。録画必須!!

ミッドナイトステージ館 [昭和演劇大全集]昭和60年・唐十郎の紅テント「ジャガーの眼」(劇団状況劇場)
BS2 6月2日(土) 前0:05~2:08(1日深夜)

※状況劇場の映像が残っているんですねー、これは貴重!

ミッドナイトステージ館 「昭和演劇大全集」昭和61年・野田秀樹の「小指の思い出」(劇団夢の遊眠社)
BS2 6月9日(土) 前0:05~2:20(8日深夜)

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2007/05/25

シアタートラム「死のバリエーション」

23日(水)マチネ。シアタートラムにて。。ノルウェーの作家、ヨン・フォッセの戯曲をフランスの演出家アントワーヌ・コーベが演出、出演は長塚京三、高橋恵子、伊勢佳代、瀬川亮、笠木誠、杵鞭麻衣。上演時間は1時間30分程度。

もともとの戯曲が抽象度の高い、詩的な言語でつづられているようで、以前に観た大田省吾演出の「だれか来る」は、かなり難解に感じられたのでそれなりに覚悟していた。 が一方では、アントワーヌ・コーベの演出は永井愛の「見よ、飛行機の高く飛べるを」を観ていて、いかにもフランス系というか、ちょっと斬新な感を出していて、面白かったのでこの組み合わせでどうなるのか、という期待もあった。

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2007/05/24

チャリT企画「アメリカをやっつける話」

18日、王子小劇場にて。劇団初見。 以前、劇評サイトの新年会で隣の席に座った方が主宰さんで、招待の声を今回かけてもらった。元々評判のよい劇団だしと言うことで足を運んでみたが、人気もあるようで客席は満席だった。

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2007/05/23

シアターコクーン「薮原検校」

15日(火)夜、コクーンにて「薮原検校」を観劇。井上ひさしの旧作を蜷川が演出。舞台に綱を張ったりして、蜷川らしからぬ演出と思ったが、これは戯曲に指定されているのだそうだ。

語り手(壌晴彦)の長台詞や、検校(古田新太)の早物語(リズムに合わせておもしろおかしい話を語る芸能)など、力のある役者でないとできない芝居だ。どろどろとした芝居も、うまい役者がコクーンでやると、泥臭さが抜けてしまうがやはり楽しめる。

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2007/05/12

青年団「東京ノート」

実は4月30日に観たのだけれど、記録していなかったので、書いておこうと思う。

駒場アゴラ劇場にて。1時間40分程度。平田オリザが、現代口語演劇のスタイルを確立した記念碑的作品。初演から13年、世界中にツアーをし、やっと初演のアゴラに帰ってきたとのこと。

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Wondelandに「囚われの身体たち」劇評掲載

「メルマガ・ワンダーランド」で配信された劇評がウェブのほうに転載されました。 よろしければどうぞ。

囚われぬ身体の美しさ

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2007/05/10

文学座「ぬけがら」

もともと水曜は講義のない日になるはずだったので、マチネに、文学座の「ぬけがら」を入れてしまっていた。あとからやることになった1限の講義をやり、午後から紀伊国屋サザンシアターに出かける。日差しがまぶしい。クリスピードーナツはこんな日にも行列だ。

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2007/05/07

新国立劇場「CLEAN SKINS/きれいな肌」

4月27日(金)、観劇。新国立劇場、小劇場にて。7:00開演、約2時間(休憩あり)

イギリス北部の田舎町で、イスラム排斥運動にのめりこむ元サッカー選手の息子と、つましく暮らす母親。父はいない。そこに、ジャンキーになり家を出て行った姉が、イスラム教徒の姿で現れる。

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2007/04/19

『現代能楽集 AOI/KOMACHI』

13日、世田谷パブリックシアターで「現代能楽集 AOI/KOMACHI」を観る。世田谷パブリックシアターの企画でそのつど違う劇作家・演出家によって古典能楽を現代風に書き換えて上演するシリーズ(背後には三島由紀夫の「近代能楽集」があるのだろう)。現在までに3シリーズあったが、これは一度目の再演。一度目だけ観ていなかったので観ることにする。初演はシアタートラムの方なのでハコが大きくなっている。今回は北米ツアーを行ってきたらしい。川村毅の作演出。

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2007/04/09

『写楽考』(シスカンパニー)

6日はコクーンにて「写楽考」を観る。 矢代静一の70年代の戯曲(読売文学賞を受けているそうだ)を、今回は演出の鈴木勝秀氏が、カット、再構成して、テンポのよいものにしているらしい。上演時間は2時間10分(休憩なし)となっていたから、元は相当長いのだろうな。場面転換には和太鼓と笛の演奏があり、確かにスピーディーではある。

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2007/04/08

『別れの唄』(青年団国際演劇交流プロジェクト2007・日仏合同公演)

新年度でそれどころではないはずなのに、またも連続で観劇の日々。

5日は、シアタートラムで、平田オリザ作「別れの唄」。フランス側(ティヨンヴィル=ロレーヌ国立演劇センター)の依頼により書かれた日仏合同公演。平田氏の脚本を、ロラン・グッドマンの演出で。役者を含めた長い討議の上でフランス語脚本が完成したようだ。 これはおすすめ。5日の時点で8日(日)の公演はかなり席が空いているという。

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2007/03/27

「これがすべてエイプリルフールだったなら、とナンシーは」

東京国際芸術祭の中東シリーズの最後の作品は、世界初演となる、レバノンのアーティスト、ラビア・ムルエによるバフォーマンス「これがすべてエイプリルフールだったなら、とナンシーは」(タイトルながっ)。 中東では、紛争で死んだ人物をポスターにして、その死者が属していた党やセクトのプロパガンダに使うという習慣があるようだ。舞台上のソファーに並んで腰掛けた4人の男女は役名でなく本名を名乗るが、彼らの語りは、レバノン紛争がはじまった1975年から語られ始める。共産党やキリスト教徒やイスラム教徒のさまざまな党やセクトに属した彼らは、自分がどんな闘いをしたのかを語りつづける。

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2007/03/24

「西の国のプレイボーイ」

24日、午後、新宿パークタワーホールにて、アイルランドのドルイドシアター「西の国のプレイボーイ」を観る。東京国際芸術祭招聘作品。ゴールウェイというアイルランド第三の都市に本拠を置くドルイドシアターは、日本では長塚圭史の演出で有名になったマーティン・マクドナーの作品を多く上演していると同時に、アイルランド文芸復興期(19世紀末)の劇作家シングの全作品上演(シングの住んでいたアラン島での野外上演)などでも知られている。「西の国のプレイボーイ」はこのシングの代表的傑作といわれている。

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2006/09/10

TPT『血の婚礼 −Bodas de Sangre』(メルマガ記事転載)

8月に観た芝居ですが、9月8日に発行された日外アソシエーツ「読んで得する翻訳情報マガジンNo.113」に掲載したTPTの『血の婚礼』についての記事を転載しておきます。

僕たちの「スペイン悲劇」 −−TPT『血の婚礼 −Bodas de Sangre』

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2006/08/26

野田地図ロンドン公演"The Bee"詳細報告2(野田ML投稿文章)

続けてMLに投稿した"The Bee"の詳細報告文章その2です。

さて、後半、オゴロの息子と妻の指を切り取っていく所ですが、、どんな風にやっているかというと、小道具に使われている赤鉛筆を握った、指と指の間にはさんでいるのです。これは最初、そうやって、イドと、人質になったオゴロの息子が、怪獣ごっこのようなことをして遊んで仲良くなるのですが、そのまま息子が手に挟んでいた赤鉛筆を指に見立てて、ボキッと折ったり出刃包丁で切り落としたりするのです。

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2006/08/25

野田地図ロンドン公演"The Bee"詳細報告1(野田ML投稿文章)

6月に観に行った野田秀樹の英語新作、ロンドン初演の"The Bee"ですが、劇評としては「マガジン・ワンダーランド」第4号にまとめてしまったので、帰国直後に野田秀樹メーリングリストに報告として投稿したメールの文章をここに転載しておきたいと思います。まずは舞台内容について、の文章その1。

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2006/08/24

8月ここまでの観劇 その2(「さすらい」「血の婚礼」「小金井薪能」)

燐光群「さすらい」を18日の夜、観劇。「Space雑遊」は先日(蝶のような私の郷愁)とは全然違う舞台の作り。舞台が真ん中に廊下みたいに細長く、客席は両側から挟むかたち。

坂手さんの昔の作。昭和の終わった日から、大喪の礼の日までの、幻想のような旅。難解だった。2時間10分休憩なしは結構つらかったな。「銀河鉄道の夜」の構造がどこかに響いているような気もしたけれど、パンフには、ヘッセや有島武郎やその他何人かの文学者の名前や作品が「参考にした」と記されていた。いかん、ちょっと勉強不足かな。

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8月ここまでの観劇 その1(「蝶のような私の郷愁」「骨唄」「紙屋町さくらホテル」)

さて、書ける時に書いておこう。Mixiのマイミクさんはごめんなさい。見たことある文章です。

10日。午後は、新宿に新しくできた「スペース雑遊」にて燐光群の「蝶のような私の郷愁」。ひさびさに、狭いスペースで良質の小劇場演劇を観た気持ちになる。この夏のシリーズ「組曲 二十世紀の孤独」の第一作目最終日。坂手洋二と占部房子の二人芝居。戯曲は松田正隆。昭和30年代くらいか、台風の夜の夫婦の会話から次第に二人が背負った過去の重さが明らかになっていく。

戯曲もよかったけれど、占部房子さんて魅力的な女優だなあ。坂手さんも昨年のセパレート・テーブルズに続いて俳優づいている。演出効果、照明もGood。(演出は鈴木裕美さん)

夜は吉祥寺に移動し、吉祥寺シアターにてトムプロジェクトの「骨唄」を。はじめて吉祥寺シアターに行ったが新しくできただけあってこぎれいで、小劇場というより多目的スペースというべきアトリエ風の空間がここちよい。

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2006/07/30

7月の観劇まとめ (「ウィー・トーマス」「リチャード三世」「夢の痂」「開放弦」「あわれ彼女は娼婦」)

うーん、なかなか書けませんね。Mixiをやったり、速読の訓練をやっていたりと、そういうのもあってなかなかこちらに以前ほど集中していません。なお、ロンドン旅行記はこちらのブログに書き始めました。どちらかというと撮ってきた写真の説明っぽくなってしまってますが。The Beeの芝居内容についてはここに書く予定。

さて、いちおう7月に観たお芝居のまとめをしておきます。やはり一時期の勢いはなく、下の記事に書いた「アンデルセン・プロジェクト」以降は、再演になる長塚圭史演出の「ウィー・トーマス」。これはとても面白かった(8日)。アイルランドの過激派青年たちが中心になる話。グロテスクだが、どこか滑稽で後味は悪くなかった。一昨年観た同じ作者(マーティン・マクドナー)の「ピローマン」よりもこちらのほうがからっと明るい。まあもっと席が近いと、血糊やら切り刻まれた死体やら、で気持ち悪かっただろうけれど。(関係ないが、演出家と主役二人が偶然にもその後、それぞれ別の芸能ゴシップを振りまくことになるとは思わなかった。)

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2006/07/18

世田谷パブリックシアター『アンデルセン・プロジェクト』(メルマガ記事)

ご無沙汰しています。6月はロンドンに野田秀樹の新作"The Bee"を観に行ってきました。そちらはおいおいご報告するとして、とりあえずココログのメンテナンスも完了したので、ブログの更新復活、というつもりで、日外アソシエーツのメルマガに書いた記事の転載をいたします。6月はロンドン行きもあり、日本で見たのはこの一作のみとなりました。7月にはいってからは、8日にパルコ劇場で「ウィー・トーマス」を観ています。これも非常に面白かった。今週からは、またいろいろ見始めます。

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2006/05/29

5月後半の観劇報告と6月の予定

またもやまとめ報告でお茶を濁します。いやー、お芝居がなかなか観られない。観たいものも観られない。といいつつなんとか観ているけど、観ることによって、その後の仕事に影響を与えかねない状態なので、新たに予定入れられないなー、といった感じ。

5月17日には、予定には書かなかったけれど、錦糸町のすみだトリフォニーホールで「山田うん+平野公崇」というダンスとサクソフォンのコラボレーション・ライブを。この日1日のみの公演。1部のバッハの曲でのダンスもよかったけど、2部のピアノの黒田京子をまじえたインプロが素晴らしかった。美しいアンコールもインプロ。

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2006/05/15

これまでの観劇と5月後半の予定

なかなか芝居も観に行けないし、このブログも放置がち。なんだか忙しいなあ。4月は前の記事に書いた芝居以外に新国立劇場の「マテリアルママ」(岩松了脚本・演出・出演)も観た。難解な内容だったけれど、青い車が最後に青いドレスになっていくあたり、そして「青い鳥」のテーマとからめられて、象徴的な深みがあった。出演者もよかったと思う。その後はGW初日の、さいたま芸術劇場の「タイタス・アンドロニカス」。初演と変わらぬ迫力と胸に来るメッセージ。演出の変化も。

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2006/04/07

コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』(北番)を観る

やや、以前のことになってしまいましたが、まだ上演中のようなので、コクーン歌舞伎について記しておきたいと思います。今回は以前のコクーン歌舞伎と同じ演出になる「南番」と新しいエピソード(三角屋敷の場)を入れコンプリートストーリーとなったらしい新演出の「北番」と二種類の上演が行われています。しかし、こういうの、本当に多くなってきましたよね。両方観ないと何も言えないんじゃないかとか、好きな人は両方見ざるを得なくて散財だよな、とかいろいろ考えてしまいます。私が三月の末に観たのは「北番」でした。

★ 観劇日 3月28日(火) 13:00開演 3時間30分くらい?

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新国立劇場『カエル』を観る

そういえば、実家に戻ってもカエルの鳴き声を聞かなくなった。高校生の頃は梅雨時になるとうるさいくらいないていた田んぼのカエルたち。どこに行ったのだろう。「あなたはカエルの鳴き声を聞いたことがありますか。カエルはまだあなたのところにいますか。」という作者の問いかけ(パンフレット)は深く心に残ったのだが…。

中国の劇作家「過士行=グォ・シシン」が新国立劇場の「われわれはどこにいくのか」シリーズのために脚本を書き下ろし、鵜山仁の演出で上演されている『カエル』。出演者は4人で、千葉哲也、有薗芳記、宮本裕子、今井朋彦という実力派とくれば、観に行かない手はない。ところがこの4人にして、なかなか波に乗り切れないような雰囲気が濃厚だったと感じた。戯曲と演出と舞台美術が、対立しばらばらになっているような印象を受けたのだ。

★観劇日 4月4日(火) 19:00開演 上演時間1時間20分程度(休憩なし)

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2006/04/04

にしすがも創造舎演劇上演プロジェクトvol.3『冬の花火、春の枯葉』

上演前に催しがあるというので、早めに会場につく。200円でビールやワイン、ソフトドリンクを売っており、ワインを買って、舞台側に入ってみると、大正、昭和風味の踊り子さんや女給さんたちのコスプレ(笑)をした人々が踊ったり、給仕をしたりしている。後に舞台となる場所一段高い渡り廊下のようになったところやお立ち台のような部分に腰掛けて、客席側の踊り子さんを鑑賞する。時代風のお客も仕込み(ゲストの俳優さんたち)である。

なかなか目の保養。白黒の記録フィルムでみるこういう人たちとちがって(どれだけ時代考証に忠実かわからないが)まじかにリアルカラー3Dで見ると、結構刺激的なものだ。カフェの女給と色恋沙汰でどうのこうの、という話がわからないでもない。メードカフェがはやるくらいだから、こういうお店も出せばあたるかも、などとちょっと下世話な考えもちらつく(いや、マジで実はやってほしい。昭和初期コスプレカフェバー。)。やがて客席への誘導があり、舞台の最初の数分もレビューショーが続く。

★観劇日:3月27日(月)19:30 上演時間約2時間

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2006/03/26

MODE『唐版 俳優修業』を観る

中野光座に初めて行った。廃止された映画館なのだそうだ。目立った交差点の角にあるのだが、ネオンがつかないため、暗くなってから会場に向かった自分は見つけるのにずいぶん苦労してしまった。裏手の方にまわってしまい、なぜかそこにいらっしゃった演出家の松本さんに直接教えていただいた。(ありがとうございました。)

で、内部もすごい。まさにレトロな雰囲気そのままでイスなんかも古いまま、壁もはがれて剥き出しトイレも故障注意の張り紙つき。廃屋ファンにはこたえられないかも。こういう建物があるというだけでまず驚き。(3月24日夜観劇。上演時間約1時間半、休憩なし)

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2006/03/25

WOWOWで『決闘!高田馬場』と『ラストショウ』

明日(25日)はWOWOWで1月の『12人の優しい日本人』に続き、三谷幸喜作品の舞台生中継。話題のPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』ですね。先日、コクーン歌舞伎出演中の中村勘三郎と主演の市川染五郎が、お互いの作品に乱入(ゲスト出演)したとの話題を振りまきましたが、あれは一日だけのことらしいので、テレビ放映の時はそういうことはなさそうです。19:00〜22:00。

29日(水)には、昨年のPARCO劇場上演、長塚圭史作・演出『LAST SHOW ーラストショウ』の放映が23:45〜深夜2