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2007/05/10

文学座「ぬけがら」

もともと水曜は講義のない日になるはずだったので、マチネに、文学座の「ぬけがら」を入れてしまっていた。あとからやることになった1限の講義をやり、午後から紀伊国屋サザンシアターに出かける。日差しがまぶしい。クリスピードーナツはこんな日にも行列だ。

佃典彦の岸田賞受賞作。演出は松本祐子。2時間20分休憩なし。初演はアトリエ公演。さすがに平日マチネは観客の年齢層が高い。ほぼシルバー世代ばかりに学生さんがちらり、くらいか。

離婚直前に追い詰められた40代の男。一緒に暮らす、84歳のお父さんが突然「脱皮」を繰り返し、10年くらいごとに若い自分になっていく。一日ごとに若くなるお父さんを別の俳優がやって、全部で6人!人格も年代ごとに変わっておかしいこと。その俳優さんたちが「ぬけがら」になって、部屋のなかにごろごろ転がっているし、死んだはずの母親も若い姿であらわれるし、設定としては常軌を逸しているが不思議でないところが演劇的おもしろさである。

もちろん、これはホラーでもSFでもなく、ほろっとさせられる人生劇である。いかにも文学座らしい。特攻隊の生き残りだった父親がどんな人生を生きてきたのか、その フラッシュ・バックなのである。

主人公と離婚しそうな妻役の山本郁子さん。この女優さん、雰囲気が好きである。この人が出ていると観たくなるのである。細身の、女優さん。今回は気が強く、ダンスの先生ということではじけた踊りもみせる活動的な役だった。

文学座「ぬけがら」

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