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2007/03/24

「西の国のプレイボーイ」

24日、午後、新宿パークタワーホールにて、アイルランドのドルイドシアター「西の国のプレイボーイ」を観る。東京国際芸術祭招聘作品。ゴールウェイというアイルランド第三の都市に本拠を置くドルイドシアターは、日本では長塚圭史の演出で有名になったマーティン・マクドナーの作品を多く上演していると同時に、アイルランド文芸復興期(19世紀末)の劇作家シングの全作品上演(シングの住んでいたアラン島での野外上演)などでも知られている。「西の国のプレイボーイ」はこのシングの代表的傑作といわれている。

ある村に父親を殺して逃げて来たという若い男が現れる。村人は父殺しが物珍しく、英雄化し、男は女性の人気の的になり、村の運動会の全ての種目で優勝し、滞在している居酒屋の娘を詩人ばりの文句で口説く。ところが死んだはずの父親が現れ、父殺しの話は嘘とわかると村人の態度は一変し。。

100年前の作品とは思えない、現代的面白さ。人物造型の赤裸々さ、に引き込まれる。まるで マクドナーの作品(あれほどのグロテスクさはないが毒はある)を見ているようだ。ダブリンではなく、アイルランドの田舎の雰囲気というのはこういうものなのか。東京国際芸術祭の作品の中では、「囚われの身体たち」とこの作品が一番よかった(みていないものもあるが)と思う。

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