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2005/09/20

KAKUTA『北極星から十七つ先』

1996年に結成、2001年より桑原裕子氏が戯曲を担当してきた劇団。「敢えてオーソドックスな演技方法・綿密なプロットによる戯曲形態を用いることで、普遍性・大衆性を意識した作品世界を紡ぎ、『現代人の上質な娯楽』を目指」す(劇団サイトより)という。シアタートラムでの公演にひかれて、劇団初見。ベガサイトとデネブサイトというダブルキャスト公演。初日ベガサイトを観劇。

観劇日 9月15日(木) 19:30開演
上演時間 約2時間(休憩なし)

田舎の駅構内が舞台。トラムの空間の高さを利用した上下に広がる空間。手前が駅の待合室、階段を上って奥がホームという設定。そこに集まる様々な人々の人間模様といったところ。初日の固さか、最初はなかなか笑いが起こらなかった。が、徐々にリラックス感が出てきて、物語に引き込まれて行く。「空気感」がよい。確かにこういうところがあるだろうな、という片田舎の駅の「空気感」。登場人物たちが丁寧に、暖かみをもって描かれる。そこに確かに生きている人間たちの交流が、それぞれの悲しみや生活を抱えて存在するという「空気感」。そこに好感を持った。客演の役者さんも含めて、そつがなく、またさわやかさを感じる若い、しかし落ち着いた感じのするキャスト。だれもが自分の昔を思い浮かべたのではないかと思う。ドラマをあまり大げさにせず、感動を強制しないところがよく、それゆえじわじわと心に残るものがあった。こういう演劇もいい。
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KAKUTA『北極星から十七つ先』
作・演出 桑原裕子

ベガサイト キャスト
若狭勝也 川本裕之 佐藤滋 野澤爽子 高山奈央子 馬場恒行 今林久弥<双数姉妹> 中野英樹<グリング> 舘智子<タテヨコ企画> 青山麻紀子 矢島淳子 吉田小夏<青☆組> 久保貫太郎 熱田福美 山口享祐子

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