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2004/12/20

新国立劇場バックステージツアー

以前から行ってみたかった、新国立劇場オペラ劇場のバックステージツアーに参加した。詳しくは新国立劇場のホームページの「公演のご案内」のコーナーに説明があるのだが、月に何度か、オペラ劇場の舞台裏を見学させてくれるツアーが企画されている。

バックステージツアーの当日は、10時、10時45分、11時30分出発の三回行われ、集合は15分前とされている。所要時間は1時間半。チケットは500円だがクラブ・ジ・アトレ会員なら400円で買える。発売開始日が決まっており、その日の10時から、新国立劇場のボックスオフィスか、都内の数ヶ所のチケットぴあで発売になる。私の場合は、池袋パルコのチケットぴあで、発売日に購入。一回の定員20名と少ないためか、発売日午前中に行ったのに10時の回は売り切れていた。まあ、寝坊だから遅いほうがよいと、11時30分の回を購入。

それで、当日は本当に寝坊して危なかったが、あせって自宅を出たためか、かえって集合時間より早く集合場所のオペラ劇場入り口に着く。もう、アテンダントの方(職員の女性)が待っていて声をかけてくれる。とても感じがいい。チケットを見せると、赤い紐の首にかける参加者用のタグをくれるので、首にかけ、開始5分前に説明があるというのでそれまでそのへんをぶらぶらして待つ。荷物はクロークに預けられる。

5分前から諸注意。写真撮影は可だそうだが、装置や道具の全体像をとるのはダメで、部分的にとるとか、記念撮影的に人物の背景として撮るとか、そういう撮り方なら許されるということだっだ。カメラは持っていかなかったのだが、ちょっと惜しかった。それから説明されるガイドの方の声が聞き取りにくいところもあるので、と両耳にかけるタイプのイヤホンを貸してくれる。説明員が首にマイクを下げているので、ワイヤレスでその声がイヤホンから聞こえるのだ。しきりにすすめられたので借りてみたが、自分としてはほとんど必要な場面はなかった。ガイドの方は蝶ネクタイを締めた背の高い男性の方。ユーモアを交えて楽しく説明してくれる。参加者は平日のこともあるのかご高齢の方が目立った。定員は20名だが数えてみると21名参加していた気がする。数人のアテンダントの方も常時ついてまわる。

まず一階の客席に入り(誰もいない整然とした客席!)、オーケストラピットを覗く。周辺の装置、照明の説明。四面舞台といって、メインの舞台の横と奥に広くスペースがあり、ここに大道具や小道具、装置などが置かれ、照明や、様々なモニターや照明装置の説明を聞く。ちょうどバレエ「くるみ割り人形」の上演期間で、使用する背景幕や、小道具などがたくさん置かれていた。舞台に立って客席を見る経験は得難いものだ。3階席や4階席から舞台をみると、遠いなあ、と思うのだが、逆に舞台から見ると、非常に近く、4階席のお客さんの顔さえはっきりと見えるのではないかと思ったくらいである。一番上の作業簀子までは30メートルくらいあるらしい。

さらに裏にまわり、奥舞台の回り舞台の機構や搬入口の説明を聞く。天井の高さは11メートルでそろえられていてその高さ以下の装置はどこでも移動できるそうだ。しばし質問タイム。二、三質問が出る。続いてエレベーターで奈落に降りる。ここで、1月に行く予定のマクベスの骸骨の人形発見! ビニールをかぶってひっそりと退屈そうにしていた。これは亡霊の王たちの骸骨だ。王冠をかぶっている。ガイドの方もアテンダントさんもだれもマクベスには言及しなかったが一人で悦に入る。ここの一隅にプロンプターボックスがあり、希望者は中に入ってプロンプターの気分を味わえる。

奈落の底の深さも30メートルだったと思う。合わせて60メートルの高低差が舞台の上下にあるのだ。とにかくすごいものだ。ここまででほぼ一時間。エレベーターで一階にもどり、一階フロアの説明があってガイドさんの役目はここまで。タグとイヤホンもここで回収である。ここまでで約1時間。最後の30分は、5階の情報センターのビデオ鑑賞室で、新国立劇場の紹介ビデオを見る。中劇場や小劇場の説明なども入っていて自分としては面白かったのだが、結構あるいた後なので隣に座った人などは居眠りが出ていた。正味20分もないくらいのビデオだと思う。終わって、簡単なアンケートを書いて(無記名)行程は全て終了である。

5階には図書室やビデオブースがあるのでそのまま見に行きたかったのだが、クロークに荷物を預けた人は、戻って受け出してからにしてください、というので、1階までもどる。なかなか面白かった。本当は舞台上で声を出してみたかったな(歌ってもいいみたいである)。舞台から見る客席や、マクベスの骸骨も写真に収めたかった。これから参加される方はぜひカメラも持参されるとよいと思う。とにかく素晴らしい劇場だ。もっともっと見に来たいものだ。

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