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2004/12/13

化粧 ー二幕ー

さすがに四日連続で観劇はつらい。かなり朦朧としながら、しかしこれは期待していた井上ひさし作「化粧 ー二幕ー」を観にまたまた三軒茶屋へ。渡辺美佐子さんの一人芝居。高齢の観客が多いのは当たり前なのかもしれないが、トラムにはなんとなく不似合い。しかし戯曲は驚くべきものだった。

大衆演劇の女座長と生き別れた息子の再会。芝居の中の親子の関係と現実の親子の関係が錯綜する。さらには初演時はなかった二幕では、独り芝居の劇構造を逆手にとった、衝撃の結末が現れる。井上ひさしにもこのような前衛的な作品があったとは驚く。もとは初演時の偶然のアドリブがもたらした驚くべき達成だ。

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